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10年後の愛しの君へ

障害を持った子供との10年間の生活を記憶が薄れないうちにノンフィクションで綴ります。今までとこれからの君たちへの思い、パパとママが書き残します。そして君は、『未来へ向けて 力強く 羽ばたけ!!』

生活・文化 育児

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最近のエントリ

16:18
10/3

10年後の愛しの君へ

第三章 別世界(パパ編)   ページ50 先生は、お兄ちゃんのMRI(頭の輪切りみたいな写真)を沢山パパとママに見せながら(このような写真を見るのはもちろん生まれて初めてだ)説明を始めた。難しい病名だとか症状を言っていたが、要するに脳が酸欠状態になり壊死している部分があるということだったと思う。そして先生は、『生まれて間もない赤ちゃんは、今後このような部分は、直ります』パパは、その時に口には出さなか...

00:18
10/2

10年後の愛しの君へ

第三章 別世界(ママ編)   ページ49 朝方、看護婦さんの「お母さん!」と呼ぶ声に目が覚め、飛び起きた。看護婦さんは、あわてて「お兄ちゃんが、目を覚ましましたよ。ちゃんと目を開けていますよ」と…ママは急いで様子を見に行った。顔を見た瞬間、涙が溢れてきて……「お兄ちゃん!よく頑張ったねぇ~。生きていてくれて良かった……ほんとに良かったよぉ~ありがとう……」ママは涙が止まらなかった。あどけない顔で目を開...

08:15
10/1

10年後の愛しの君へ

第三章 別世界(ママ編)   ページ48 夜になっても、お兄ちゃんは目を覚ますことなく、ベットで静かに眠っていた。その姿を見てるだけで、パパもママも何もしてあげられず、ただ、じっと見守ることしか出来なかった。今日は、お兄ちゃんと一緒に、ベットに寝る事が出来ないので、布団セットを借りて、ベットのない病室に、布団を敷いて一人で寝るんだけど、なんか無性に淋しくて……お兄ちゃんの事が気になって……なかなか眠...

15:51
9/30

10年後の愛しの君へ

第三章 別世界(パパ編)   ページ47 結局、お兄ちゃんは、脱水症状によって(この因果関係も定かではないが)脳静脈洞血栓症による脳梗塞という病名を先生から聞かされたわけだけど、パパは何が何やら全くわからず、ただ1つ心に思っていた事は、何が普通かわからないが、お兄ちゃんには、後遺症が残るだろうしひょっとすると一生目を覚まさないかもしれない?ぐらいは、心の中で決心していた。ママはたぶん 悔しくて悔...

19:28
9/29

10年後の愛しの君へ

第三章 別世界(パパ編)   ページ46 正直、病院で先生の言葉を聞く前に、何か普通ではないことが、お兄 ちゃんに起こった、という事は覚悟していた。だからといって、この時 に、お兄ちゃんが、今後、具体的にどうなるとか、このようになると か、ということは、全く先生の口から聞くまでは、分からなかった。マ マが今まで見た事無いような興奮と怒りに満ちていた、という事を覚え ている。ママをとりあえず落着かせ、...

23:59
9/28

10年後の愛しの君へ

第三章 別世界(ママ編)   ページ45 結局…何度話した所で、その先生は私達の前に姿を現す事はなかった。なんで…なんでそんなに……顔を会わせられないのか…こんな大事な時に、私達の前に連れてきてくれないのか……病院とは、どんな仕組になっているんだろう?親が我が子をこんなにも心配で…「これから、この子はどうなっていくんだろう…」と心配している親の姿を見て、先生はどう思っているのか……何を考えてくれているんだ...

14:54
9/27

千葉県の女児遺棄事件について

2008年(平成20年)9月27日(パパ編) また子供が犠牲か......。千葉県で女児遺棄事件が起きたのだが、たった5歳だ!君と同じ年齢だ。他人事とは、思えないので書き留めておこうと思う。このお母さんが言われたように、もうどんなことがあってもこの子は、戻って来ない。そうなんだ、起こっては、いけない事件だ、取り返しがつかない!切ないよな、犯人が捕まっても裁かれても、この子の『時』は、戻らないんだ!パパは、もし...

16:48
9/26

10年後の愛しの君へ

第三章 別世界(ママ編)   ページ44 パパが病院に到着!顔を会わせて、会話をする間もなく看護婦さんに呼ばれ、別室で先生と話をする事に……先生は、お兄ちゃんが深刻な状態である事を私達の前で一生懸命、真剣な顔で説明し「無事に目を覚ますことができたとしても、後遺症が残ってしまうかもしれません!」と……必死に話す先生の誠意は伝わってきたが、ママは、どうしても昨日の夜、お兄ちゃんを診察した先生の事が頭から...

22:24
9/25

人生の岐路 5

2008年(平成20年)9月25日(パパ編) リストラが言い渡され、1週間が経とうとしている。言い渡され た人たちには、箝口令が敷かれ、残る社員には、まだ言わないでくれ! だそうだ。否応無しに残る社員にも、ただならぬ雰囲気と様子で既に分 かっているのに、何故だろう?パパは、会社や経営者の批判をただ書く 事に全く意味も無く、建設的ではないし、前向きでないので、時間の無 駄だから書きたくない。ここは冷静に客観的...

10:03
9/24

福岡県の小1殺害事件について

2008年(平成20年)9月24日(パパ編) このような事件が起こるたびに、いつも思うのだが、本人(お母さん)の気持ちとか、苦しさとか、大変さとか、実際には経験してないので軽はずみにこの事件について発言や、批判をするつもりは無い。しかしこの事件は、同じように子供を育てている人たちに衝撃を与えたと思うし、すごく考えさせられる。実際にパパもかなり動揺してしまったので、こういう気持ちが風化しないうちに書き留...

00:30
9/23

10年後の愛しの君へ

第二章 宣告(パパ編)   ページ43 パパが、ママから電話をもらった時の心境は、以外と冷静で既に覚悟を決めていたような、酷な言い方だけど、お兄ちゃんの『運命』というか、『さだめ』なのか?それとも、ママを何とか落着かせる為だったのか、この現実を受け止めるのに、本来なら時間が必要だったがママの動揺を押さえるために、短時間にこの事実を自分自身に吸収させようと必死の思いだったのか?運命という言葉で片付...

22:34
9/22

10年後の愛しの君へ

第二章 宣告(ママ編)   ページ42 先生が、お兄ちゃんの事をパパにも説明したいと…「病院に着きしだい、お二人に話したいと思いますので、連絡の方お願いします」と…この状況をパパに、どう話せばいいのか…受話器を持つ手が震えていた。「しっかりしないと…ちゃんと伝えないと!」自分に言い書かせながら、なんとかパパに電話をして、お兄ちゃんの事を話した。何をどうに話したのか動揺していたので覚えていないが、パパ...

23:49
9/18

人生の岐路 4

2008年(平成20年)9月18日(パパ編) 今日ついに、リストラが対象者に言い渡された。パパが、普段通り営業で外回りをしている日中の出来事だが、会社に帰り、夜、社内で仕事をしている部門長にその様子を聞いたが、泣くもの、パニックに陥ったもの、何事も無かったかのように振る舞っていたものなど、様々だったようだ。全く堪え難い気持ちだ。明日から、どのようにその人たちに接していけば、いいのか?経営者も辛いだろう...

23:07
9/17

人生の岐路 3

2008年(平成20年)9月17日(パパ編) 今日、3人の部門長が役員室に呼ばれ、明日、ついに 『リストラ』を決行することが、発表された。とりあえず、かどうかは、わからないが6人に明日、言い渡すそうである。パパの部署でも1人が言い渡される予定である。人には、それぞれ事情があるだろうし、抱えているものもある、何とも言えない気持ちだ。明日は、その人に何を言ってやれば良いか全く想像もつかない、というのが今現在の...

13:57
9/14

10年後の愛しの君へ

第二章 宣告(ママ編)   ページ40 気持ちが落ち着かないまま、お兄ちゃんとママは4人部屋の病室に案内された。ベットに寝かせ、お兄ちゃんの姿を見ながら、ママは…本当に点滴していれば大丈夫なのか?前のように元気になるんだろうか…と心配で気が休まらず、病院にいるのに、安心という気持ちになれずにいた。そこへ、父と母が病室に入ってきて「今日、仕事休んだから…少し休んだら!」と…今の私には、すごく心強くて「...

15:27
9/13

大移動

2008年(平成20年)9月13日(パパ編) 今日からパパが3連休(会社は、あいかわらずピンチですが)なので、まず、お兄ちゃんの口の周りにできたカビ?(皮膚科で診断された)が全然直りそうもないので、違う皮膚科にきたところ、ものすごい人が待っていた。受付をしたところ、『いいですよ、次に呼びますよ!』えっ!何と親切な病院なんでしょう?ちょっと周りの待っている人の目が気にはなりましたが.....。来週の土曜日にま...

17:48
9/9

10年後の愛しの君へ

第二章 宣告(ママ編)   ページ39 大学病院に到着!ぐったりした姿のまま静かに眠っている、お兄ちゃんを先生の所へ連れて行った。先生は、お兄ちゃんを診察して「これは脱水ですね。すぐ点滴をしましょう」と…看護婦さんは「なんで、もっと早く病院に連れてこなかったんですか?こんな状態になるまで…」と…ママは「カルテを確認してないんですか?昨日の夜、心配で病院に来たんですよ。それなのに、先生が大丈夫ですよ...

09:15
9/8

医療ミスについて 2

13:57
9/7

医療ミスについて 1

2008年(平成20年)9月7日(パパ編) 今日は、パパとママが記憶の元に書いている『10年後の愛しの君へ』を書いていく上でちょっと思った事を.....。当時、お兄ちゃんを診てくれた病院、または先生を医療ミスじゃないか?と考え疑念を持ったり恨んだり、全くその頃は医療の知識も何もかも世間知らずで、現にお兄ちゃんと同じ学校に通っていて家族ぐるみで仲良くしてもらっている、ご家族は今現在、何年も医療ミスにより裁判で...

16:00
9/6

10年後の愛しの君へ

第二章 宣告(ママ編)   ページ38 車の中は緊迫した空気が流れ、父も母も私も、誰一人と言葉を発しなかった。病院までの距離が長すぎて、無事にたどり着けるのか、どうなのか、お兄ちゃんは耐えられるのか……多分こんな事を考えながら、車を走らせていたんだと思う。1時間ぐらい走り、高速道路を降りてから、まもなく………お兄ちゃんの様子が急変した。目を大きく見開き、体を固くして、肩で苦しそうに速い呼吸をしていた...

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