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デザイン思考 ~ 無限の発想を引き出す方法

デザイン思考(design thinking)によって、ビジネス、企画、研究開発に無限のアイディアを!デザインの現場から得た発想法を紹介するブログです。

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最近のエントリ

21:06
6/16

デザインの「編集」

 デザインの最後の要素は「編集(edit)」である。つくり手が「意識」して何かを「編集」し、それが受け手にとっての「価値」となって、はじめてデザイン(d.)が成立する。この場合、つくり手と受け手は同一人物かもしれないし、それぞれ別の、あるいは複数の人かもしれない。 編集する対象は様々だ。色や形を整えたり、書類の順番を読みやすいように入れ替えたり、言葉を話したりするのは、全て編集行為だといえる。だから組...

01:53
6/13

デザインの「価値」

 デザインの2つ目の要素は、「価値(value)」である。価値には様々な解釈があるけれど、ドナルド・A・ノーマンの著書「エモーショナル・デザイン」では、デザインの効果が「本能的デザイン」「行動的デザイン」「内省的デザイン」の3つに分類されている。本能的とは、情動をダイレクトに引き起こすような「かわいい」「キャッチー」「ビックリ」なデザインをいう。行動的とは、機能性や使いやすさといった合目的性を示す。...

00:13
6/12

デザインの「意識」

 ずっと「デザインの定義」について悩んでいたのだけれど、だいぶまとまってきたので書き留めておきたい。デザインには大きく分けて3つの要素があると思う。1つめは「意識(consciousness)」である。意識をもってなされたこと以外は、デザインになりえない。 写真:木漏れ日、砂漠の砂模様、アリの巣(石膏を流し込んだ作品) 木漏れ日はとても綺麗だし、そこから様々なデザインのインスピレーションを得ることが出来る。例...

22:52
6/7

養生テープ物語

 養生テープほど過酷な運命の道具は無いだろう。身をていしてペンキまみれとなり、そしてすぐに捨てられる運命にある。何事にも終わりはあるのだけれど、とりわけ養生という作業はその一生が短く、「捨てるために貼る」という大変ネガティブな要素を持っていると思う。 養生テープは元々、自動車の意匠上、塗り分けを必要とするデザインが求められたのに合わせ、その塗装現場で発明されたらしい。最初はそう簡単に剥がせる性...

22:53
6/4

情報量のデザイン~レンズの無いカメラは何を写すか

 最近、「スイッチ」というものの奥深さに興味を持っている。0か1かの、排他的な状態しか持たないスイッチ。最小限の情報量しか持たないからこそ、そこから表現できるデザインの可能性が沢山あるように思う。2006年の国際デザインコンペティションに出した私の作品「xLDK」は、0か1かの状態から想起される情景に目を向けてみたものだ。 天野 祐吉氏・ 安野 光雅氏のことば・把手・旅―暮しの中のデザインを読んでいたら、「...

00:58
5/30

工事現場から発想するデザイン

 沢山のモノが集まっているときは、デザイン思考の観察において大きなチャンスだと以前書いた。モノが理路整然かつ機能的に集まっているところといえば、「工事現場」ではないだろうか。そんなわけで工事現場を見かけたときは、観察を欠かさないようにしている。 http://www.buildupper.com/は、工事現場の様子を視覚的に面白く表現したり、現場の音をマッシュアップして自分で楽曲をつくることができるようになっている。仕...

01:52
5/27

ディテールの罠 ~ ガリヴァー旅行記を題材に

 「神は細部に宿る(God is in the details)」とは、建築家ミース・ファン・デル・ローエ が好んで使った格言といわれている。建築でいうところディテールとは、壁やら床やらの納まり、取り合いあるいはテクスチャ、といった、途方も無い量の部位 についての細やかな配慮を指す場合が多い。「神は細部に宿る」とは、こうした小さな部分の設計の積み重ねが、全体としての作品の完成度を決めるということ を示唆している。 こ...

02:23
5/24

ログ×デザイン ~ EUの出入国スタンプ、御影札

 ログ(log、記録)には、2つの意味がある。証拠(evidence)としてのログと、生きた証としてのログ(life log)だ。情報システムの世界ではもっぱら前者の意味で使われる「ログ」だが、そこにデザイン思考の要素が入ると、なかなか面白いことが起こる。 上:EUで実際に使われている出入国スタンプ、左は飛行機による出国、右は電車による入国を示している。下:佐藤雅彦さんが展示用にリ・デザインした日本の出入国スタンプ...

23:13
5/21

きっかけのデザイン

 ものごと全体をとらえ、トータルでデザインするのは、とても大事なことだと思う。マーケティングミックスでは4Pなどと呼ばれ、製品(Product)そのものだけでなく、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)までを含めた戦略を考えようという基本的な思考が根付いている。成功しているどんなブランドをみても、この4つが見事に調和している事がわかる。しかし一方でデザイナーは、全体ではなくほんの「きっ...

00:20
5/19

B29の不発弾、戦争の記憶、マッシュアップ

 複数のWeb上のサービスを融合してつくられた、いわゆるマッシュアップが今や当たり前になってきている。動画とテキストを組み合わせたニコニコ動画、地図と写真を組み合わせたFlickrなどが有名どころだろうか。最近面白いなと思ったのは、デートスポットを共有できるデート通とか、思い出の場所を書き込むと誰かが見てきてくれる見てきて地図などだ。みんなの「思い出」のようなものが地図情報にのこる仕組みになっていて、非...

02:16
5/17

写真の中のロングライフを探して

 シニア向けの面白いコンテンツが無いか探しているとき、たまたまFlickrでカラー写真で見る第二次世界大戦中のアメリカの風景を特集したページを見つけた。 口紅のような機械で戦闘機用の配線をチェックする女性が印象的だった。戦時中らしくアーミー調フォントの腕章、お化粧、使い古した手袋、髪型、どれをとっても古い写真だとわかり、鮮やかなカラー写真であることに違和感さえ感じる。一方で男性はというと、対戦中も現...

01:19
5/16

自然、メディア、変換

 西村佳哲氏のWebページリビングワールドでは、自然や人の温もりをテーマにした作品が多く紹介されている。中でも私が好きなのは、2001年ごろからコツコツとつくられていた「風灯」だ。 風灯とは、読んで字のごとく風鈴の「灯」版だ。風鈴の形をしていながら、そよそよと風が吹けば優しく全体が光る。情報学的にみれば、風鈴は風という触覚メディアを聴覚メディアに変換するデバイスだとみることができる。風灯は触覚→聴覚で...

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