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下北沢ブロイラーSNS

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1020位 DOWN

主水血笑録

伝統芸能からTVゲームまで、時代劇画から女の子向け小説まで、時代伝奇とつけば何でも手を出す時代伝奇馬鹿・三田主水の伝奇時代劇な日記

趣味 読書

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最近のエントリ

22:00
8/31

「無限の住人」 第二幕「征服」

 アニメ「無限の住人」第二話で描かれるのは、ヒロイン・凜を襲った悲劇と、その原因となった凜の父の道場と逸刀流の因縁、そして凜と万次の出会い。前回は万次の紹介編、プロローグとも言うべき内容でしたが、今回からがいわば本編と言えるかもしれません。  さて、今回のエピソードの、アニメとしての出来を一言で表すと、可もなく不可もなく…というところ。実に淡々と原作をアニメ化していて、正直なところ、こういう時が...

17:02
8/29

「鏡花あやかし秘帖 夜叉の恋路」 オカルト探偵鏡花

 駆け出し編集者の香月真澄は、あこがれの作家・泉鏡花の担当となるが、鏡花は常人では見えないもののけたちと親しく交わる不思議な男だった。折しも東京では美少年の連続猟奇殺人事件が発生、その犯人が、一高時代の敬愛する先輩ではないかと考えた真澄は、鏡花に助けを求める。  「鏡花あやかし秘帖」シリーズ第一弾(の新装版)であります。調べてみると色々と複雑な経緯を辿ったらしい本シリーズですが、現在収録されて...

01:16
8/28

「ジキルとハイドあらわる! 帝都〈少年少女〉探偵団」 ハイドたちとの戦い

 驚天動地の趣向で毎回驚かせてくれた帝都少年少女探偵団の長編シリーズも今回で一区切り。吸血鬼、透明人間、人造人間ときて、さて今回のモンスターは…って、ジキルとハイド!?  いや、さすがにそれは無理があるのでは…常人よりも力はあるとはいえ、大した特殊能力があるわけでもないし、量産されても…と思っていたら、嬉しい裏切りが待っておりました。  奇怪な殺人事件の発生から物語が始まる、というのはこれまでのシリ...

00:19
8/27

「怪奇死人帳」 異界への索漠たる憧れ

 武士の次男坊・十次郎は、古書店で「死人帳」と題された鉄の表紙の本を手に入れる。そこには、死神の手により死の世界の秘密が記されていた。しかし、秘密を知った十次郎のもとに死神が現れ、彼を死の世界に連れ去ろうとする。必死に抵抗しようとする十次郎だが…  今はかつてないほどの水木しげるブーム、というか水木先生が世の中に受け入れられている時期かと思いますが、助かるのは、なかなか読むことが出来なかった作品...

00:41
8/26

「マーベラス・ツインズ契 2 めぐり逢い」 絶代英雄、誕生の序曲

 「マーベラス・ツインズ」も新章「契」に突入してこれで二巻目。十七歳に成長した小魚児の冒険もいよいよ快調、いかにも古龍らしいどんでん返しの連続の果てに、ある「契」がかわされることとなります。  自分に仕掛けられた罠を逆用して、宿敵の大悪党・江別鶴と武林の名門・慕容家を激突させようと企んだ小魚児。しかし計り知れないのは天機と人心、事態は小魚児も予想しない方向へ。  さらに小魚児の前に現れたのは、悪...

01:13
8/25

「シグルイ」第11巻 新たなる異形の物語

 「シグルイ」も単行本が二桁の大台に乗り、物語的にも残すは藤木と伊良子の御前試合のみ…というところで意外な展開。この第11巻のメインとなるのは、同じ原作に収められた「がま剣法」の物語。怪人・屈木頑之助と兜割りの舟木道場の因縁が描かれます。  これまで頑之助や舟木一伝斎が、物語の脇で時折顔を見せていたものの、突然「がま剣法」編の登場は、驚き以外の何物でもありませんでした。冒頭に述べたとおり、「無明逆...

20:27
8/24

「現代語で読む「江戸怪談」傑作選」 怪談の意義語る好著

 毎年夏になれば書店に並ぶ怪談本の数々。そのほとんどが現代を舞台としたものですが、中には江戸時代などの古典怪談を集めたものもあって、怪談のバラエティの豊かさというものを感じさせてくれます。  今年も古典怪談本が何冊か出版されましたが、その中でも、この「現代語で読む「江戸怪談」傑作選」はなかなかに充実した内容で、興味深く読むことができました。  本書は、基本的にタイトル通り、「諸国百物語」「伽婢子...

09:53
8/23

「飛狐外伝 1 風雨追跡行」 手八丁口八丁の快男児

 先日紹介した「雪山飛狐」のビフォア・ストーリーである「飛狐外伝」の文庫版が刊行開始されました。「雪山飛狐」の中心人物であった好漢・胡斐は、登場時に既にある程度完成された人物で、出番もさほど多くなかったのですが、本作ではその胡斐の子供時代からの成長物語が描かれることになります。  実は本作、単行本時は「雪山飛狐」からずいぶんと後に刊行されたこともあって、私は未読だったのですが、これを良い機会に早...

01:29
8/22

「黄泉の湯」 不死なるものの性

 源次郎は、狩りの最中に踏み迷った山中で不思議な一軒家に住まう女と出会い、勧められるままに湯に入り、女と一夜を共にする。里に帰った後、妻を娶って平凡に暮らす源次郎だが、彼はいつの間にか不老不死の体となっていた。長年連れ添った妻をはじめ、周囲の者の好奇と嫌悪の目に耐えきれず放浪の旅に出た源次郎は、旅の果てに出会った役行者から、元の体に戻る法を教えられるが。  全く求めずして不老不死を手にしてしま...

01:16
8/20

「幻山秘宝剣」 念法、時代劇に還る

 妖魔の潜むという災厄の山「おりんの山」。凄まじい面相だが念法なる秘技を操る賞金稼ぎ・工藤悪之進は、奇怪な三人の武士を率いて山の探索に向かう盲目の美剣士・朽葉兵庫に雇われる。さらにいわくありげな三人の男女を加え、山に向かう一行だが、山に潜む奇怪な罠が次々と襲いかかる。  もうだいぶ以前の作品になりますが、菊地秀行先生の長篇時代伝奇小説第一作が、本作「幻山秘宝剣」であります。  主人公の名は工藤悪...

00:14
8/19

「戦国妖狐」第1巻 人と闇が隣り合う時代に

 時は戦国、自称武芸者の真介は、人間好きの妖狐・たまと、人間嫌いの仙道・迅火の姉弟と出会う。世直しの旅の最中という二人に興味を持った真介だが、退魔の僧兵団・断怪衆に改造された少女・灼岩を助けたことから、一行は断怪衆との対決を余儀なくされるのだった。  主に少年画報社で活躍している水上悟志先生の初時代コミックは、人と人外のもの・闇(かたわら)が隣り合って存在していた時代を舞台に、人間好きの闇と、...

00:18
8/18

「花かんざし捕物帖」第2巻 不幸な女人たちへの眼差しの優しさ

 山風先生の「おんな牢秘抄」を島崎譲先生が漫画化した「花かんざし捕物帖」の第二巻が発売されました(ちなみに八月の講談社コミックスは、この他にせがわ先生の「Y十M」「バジリスク」文庫と、ちょっとした山風祭りに)。今回は、第一の事件、曲芸師のお玉の物語の解決編と、第二の事件、御家人の妻のお路の境遇の語りまでが、収録されています。  内容的にミステリであり、また形式的には連作短編スタイルということも...

21:54
8/16

「無限の住人」 第一幕「罪人」

 放送開始から時間が経っているのに今頃第一話というのもお恥ずかしいですが、ようやくアニメ版「無限の住人」第1話を見ることができました。第1話は原作の序幕、万次の妹・町が殺され、万次が悪党狩りを決心する部分までですが、アニメならではのアレンジも色々とあり、原作読者でもそれなりに楽しむことができました。  無駄にエロかったり、格ゲー的連続技を叩き込んだり、現代のビル街が出てきたり(東KYOタワー…)と何...

01:43
8/15

「北神伝綺」 抹殺されたものたちの物語

 かつて柳田国男に破門されながらも、柳田の元で裏仕事に携わる異貌の男、兵藤北神。柳田の民俗学が近代国家日本の中で発展していく中で切り捨ててきた闇の部分・山の民にまつわる奇怪な事件に、次々と巻き込まれていく北神だが、彼もまた山の民の血を引く者だった。時代が大きく揺れ動く中、北神自身の運命もまた変転してゆく…  「木島日記」「八雲百夜」とともに大塚英志の偽史三部作を成す、その第一作がその「北神伝綺」...

14:26
8/13

「悪忍 加藤段蔵無頼伝」 無頼の悪党、戦国を行く

 伊賀と甲賀の秘技を極めながらも、その双方の忍びを敵に回して戦国を闊歩する孤狼の悪忍・加藤段蔵。京で一仕事終えた段蔵は、次の仕事場を一向一揆に揺れる北陸に定め、越前朝倉家に姿を現す。首尾よく朝倉家に食い込んだ段蔵が狙う相手は果たして…  漫画版が完結してからこちらを、と思っておりましたが、まだ少しかかりそうなのでやはりいま紹介してしまいます。原作小説たる「悪忍 加藤段蔵無頼伝」であります。  加...

01:34
8/12

「雪山飛狐」 武侠藪の中

 雪山を舞台に激しく三つ巴の争いを繰り広げる武林の達人たちが誘われた先は、雪山飛狐なる達人を迎え撃たんとする山荘だった。そこに集った者たちの口から語られるのは、かつて李自成に仕えた四つの家の因縁から始まる、長きに渡る暗闘の歴史と、達人たちの赤裸々な姿だった。  ドラマDVDの発売と期を一にして文庫化された本作、続けてビフォアストーリーである「飛狐外伝」の文庫化も開始されたこともあり、いい機会と読み...

22:50
8/10

「若さま侍捕物手帖 縄田一夫監修・捕物帳傑作選」 若さま久々の復活

 以前にも書いたかもしれませんが、捕物帖の中で私が最も好きなシリーズは城昌幸の「若さま侍捕物手帖」シリーズであります。いわゆる五大捕物帖の中で、唯一職業探偵が主人公でない本シリーズですが、そのせいか雰囲気もずいぶんと通常の捕物帖と違い、江戸情緒溢れる中にもどこか洒脱な味わいのある爽快な作品なのです。  この度、徳間文庫の「縄田一夫監修・捕物帳傑作選」の一つとして、本シリーズが収録されましたが、そ...

20:57
8/9

「柳生大作戦」第二回 日朝神器争奪戦

 少々紹介が遅れてしまいましたが、「KENZAN!」誌最新号に「柳生大作戦」第二回が掲載されました。が…一読、もしかして一回読み飛ばした? と悩んでしまうような展開。もちろんそんなわけはないのですが、まだまだ全貌の見えない展開であります。  今回掲載の第一部第二章の舞台は、西暦668年の日本と高句麗。前回は475年と1592年でしたから、既に三つ目の時代が登場です。  日本で描かれるのは、新羅の諜者による草薙剣強...

00:49
8/8

「小説無限の住人 刃獣異聞」 もう一つのむげにんワールド

 剣流統一を画す逸刀流に父を殺された少女・凜は、不死身の男・万次を用心棒とする。逸刀流との戦いを開始する二人だが、しかし彼らの他に逸刀流を狩る影あった。犬の仮面をつけた奇怪な巨漢・イヌガミ――到底常人とは思えぬその存在に凜は関心を抱く。そして遂に逸刀流統主・天津と彼らが対峙する時が来た…  書店で見かけぬ「無限の住人」の単行本を見つけて、不思議に思って手に取ってみれば、これが何と小説版。それも、作...

01:41
8/7

「闇の太守」 闇の向こうの宿星

 この世の影に存在するというもう一つの国「根の国」を束ねるという「闇の太守」。その闇の太守と呼ばれる青年・贄塔九郎は、己の宿星を求めて旅に出る。何かに導かれるように流離う塔九郎の前に、彼の首を狙う兵法者、そして八岐大蛇の首から生まれた物怪たちが立ちふさがる。  山田正紀先生の作品の中でも、時代小説は常に一定のウェイトを占めていますが、その中でも私が最も好きな作品が、この「闇の太守」(の第一巻)...

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