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主水血笑録

伝統芸能からTVゲームまで、時代劇画から女の子向け小説まで、時代伝奇とつけば何でも手を出す時代伝奇馬鹿・三田主水の伝奇時代劇な日記

趣味 読書

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最近のエントリ

01:07
9/5

「エンバーミング」第1巻 人外の怪物が描く人間ドラマ

 五年前、謎の怪人に家族を皆殺しにされたヒューリーは、惨劇を共に生き延びた親友レイスと、怪人に復讐戦を挑もうとしていた。が、怪人――人造人間――の強大な力の前にレイスは斃れ、ヒューリーは九死に一生を得る。人造人間の創造主に激しい怒りを燃やすヒューリーだが、その前に現れたのは人造人間となったレイスだった…  ヴィクトル=フランケンシュタインの落し子たる異形の人造人間が跳梁する世界を舞台とした和月伸宏先...

01:25
9/4

「柳生刑部秘剣行」 常人から隔絶された剣士

 徳川家光の治世、太平に見える世の陰で暗躍する奇怪な者たちの影があった。これに挑むのは柳生新陰流最強にして美貌の剣士――しかし既にこの世を去ったはずの男・柳生刑部友矩。二人の刑部の剣が、怪人たちの陰謀を断つ。  某作家のおかげで、一部でヘンな人気の出てしまった柳生友矩ですが、しかし、彼を一番作中で活躍させている作家は、菊地秀行先生ではないかと思います。本作で初登場した美剣士・柳生刑部は、その後、...

00:43
9/3

「蛍丸伝奇」 勤王の名刀と鎮魂の象徴と

 勤王の象徴として阿蘇に眠る名刀・蛍丸。その蛍丸を後水尾上皇が所望したことから、幕府に緊張が走る。上皇を押さえるべく選ばれた、沢庵和尚の弟子であり上皇の異母弟・化龍は、西へ向かって旅立つが、その旅に、柳生一門が、松山主水が、宮本武蔵がそれぞれの思惑を秘めて関わるのだった。  思うところあって、えとう乱星先生の処女長篇であるこの「蛍丸伝奇」を読み返しておりました。  南北朝の頃、南朝の忠臣・阿蘇惟...

01:03
9/2

「日本猟奇史 江戸時代篇」 裏面から見た江戸時代史

 言葉の意味・用法が時代によって変化していくのは世の常とはいえ、「猟奇」という言葉の受け取られ方は、ずいぶん変わっているものだと感じます。  今では(…と思ったら、初刊行時に既に誤解を受けていたようで苦笑)、グロテスクなもの・変態的という印象のある「猟奇」ですが、本来の意味は「奇」を「猟る」、すなわち「怪奇・異常なものをあさり求めること」。本書「日本猟奇史」も、もちろんこの本来の意味に基づくもの...

01:00
9/1

「梅一枝 新編剣豪小説集」 剣に映し出された心意気

 自分にとってのカンフル剤…というのとは少々違いますが、読んだ後に何やら身が引き締まった思いとなるのが、柴錬先生の、それも短編小説であります。  本書はそんな柴錬先生の短編の中から、剣豪小説を中心に集めた短編集。己の一剣に全てを賭ける男たちの凜乎たる姿が強く印象に残る一冊です。  本書に収録されているのは、「斑三平」「狼眼流左近」「一の太刀」「柳生五郎右衛門」「月影庵十一代」「花の剣法」「邪法剣...

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